「平安S・G3」(19日、京都)
課題のゲートを五分に出て果敢にハナを奪った7番人気の
サンライズソアが、そのまま後続をシャットアウト。初重賞制覇を決めた2走前の交流重賞・
名古屋大賞典同様、最後まで余裕の手応えのまま、先頭で風を切ってゴールを駆け抜けた。
M・デムーロは「もともと能力を持っているが、ハナに行くと強いねえ。展開とペースがうまくいった。直線でも一生懸命に走ってくれた」と4戦連続で手綱を取る相棒の好走をたたえる。
ブリリアントSから中1週での“怒り”の重賞挑戦だった。1番人気に支持されながら、出遅れが響いて14着に大敗。だがその災いが福を呼んだ。河内師は「疲労が残っていない分、このレースへの出走を決めた。それで重賞を勝ったんだからなあ」と苦笑いを浮かべながら明かす。
この後はいったん放牧へ出される予定。
帝王賞(6月27日・大井)などを視野に入れて調整されるが、「しばらく馬の様子を見てから次走を決めたい」とトレーナーは説明した。さらに「ゲートは練習では何も問題はないんだよね。ハナにはこだわらないし、距離も1600メートルあたりから大丈夫。もっと良くなるよ」。強豪を撃破した急成長の4歳馬に大きな期待を寄せていた。
提供:デイリースポーツ