「
日本ダービー・G1」(27日、東京)
いざ、逆襲へ-。
ワグネリアンは23日、栗東坂路で単走。闘志を内に秘めながらじわっと坂を駆け上がり、ラスト軽く仕掛ける程度で4F55秒2-12秒4をマークした。
1週前にCWで7F92秒8-36秒9-11秒8と意欲的に攻めており、ソフトな内容は予定通り。友道師は「最後に仕掛けてもらったが反応は良かった」と満足げにうなずく。反撃へ向けて、この中間は
皐月賞時よりも攻めを強化。「カイバを食べているし、
テンションも上がっていない。だからあれだけやれた」と悔いのない仕上げに持ってきた。
1番人気の支持を受けた
皐月賞は、直線伸び切れず7着。指揮官は「馬場とか、展開とか、位置取りとか…悪い方に全部出た」と敗因を分析する。早い段階からクラシック候補と呼ばれた逸材。このままでは終われない。「もともと中山は向いていないと思った。今度は東京。直線が長いし、エンジンがかかるでしょう!」。世代屈指の末脚を繰り出し、頂点を極めてみせる。
提供:デイリースポーツ