浦和競馬場(天候:雨、馬場:良)で行われたダート
グレード競走の第22回
さきたま杯(JpnII・ダート1400m)は、9番
キングルアウが競走除外となり11頭によって争われ、中団からレースを進めた1番人気の
サクセスエナジー(
JRA)が後方から追い込んだ5番人気の
キタサンミカヅキ(船橋)との接戦を制して勝利した。勝ちタイムは1分26秒2。勝利騎手は
JRAの
松山弘平騎手。
3着争いも接戦となり、勢い良く追い込んだ9番人気の
アンサンブルライフ(浦和)が3着を確保。2番人気の
グレイスフルリープ(
JRA)が4着、3番人気の
ベストウォーリア(
JRA)は9着に敗れた。
サクセスエナジーは、父
キンシャサノキセキ、
母サクセスアイニー(
その父ジャングルポケット)という血統の牡4歳黒鹿毛馬。
JRA栗東・
北出成人厩舎の所属。通算成績は11戦6勝。重賞は前走の
かきつばた記念(JpnIII)に続いて2勝目。
<レース後の関係者のコメント>
1着
サクセスエナジー(
松山弘平騎手)
「最後は接戦でしたが、馬が凌いでくれました。スムーズに2、3番手につけたいと考えていましたが、こういう形になるかなという予想はしていました。スタートは五分に切って、外枠の速い馬の後ろで競馬をしました。3コーナー過ぎに外へ出してから、反応してくれました。最後は半信半疑で、どっちかなという感じでした。何とか勝ってくれという感じでした。これからの馬ですし、連勝して充実しています。楽しみな馬です」
(
北出成人調教師)
「元々フワフワ走る馬で、チークピーシーズをつけて成績が安定してきました。まだこうやってフワフワ走るところがありますが、それが最後の一踏ん張りに繋がっているかなと思います。叩き良化型でまだまだ良くなる感じがあります。前々走で馬込みに入れるのがダメだと分かったので、逃げるか、外めにつけてほしいというオーダーを出していました。勝ってくれてホッとしています。(
JRAの)夏季番組で賞金が半分になるので、勝つか負けるかでは大きく違いますし、ここは落としたくなかったです。これでゆっくり考えながらレースを選べます。次は
プロキオンステークスを選択肢に入れています」
2着
キタサンミカヅキ(
繁田健一騎手)
「前が速かったです。競馬は悪くないですし、勝ったと思いました。3〜4コーナーを優しめにまわったらうまく抜けられてしまいました。こういう形の方がいいと思います」
9着
ベストウォーリア(
戸崎圭太騎手)
「頑張ってはいます。前半はついていけましたが、あとは自分で動く感じではなかったです」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI