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安田記念・G1」(3日、東京)
春の古馬マイル王決定戦。その枠順が1日、決まった。
大阪杯からのG1連勝を狙う
スワーヴリチャードの枠順は、1枠1番に決定した。「極端ですね。
共同通信杯(1着)の時と同じですか。でも枠順はどこでもいいと思っていました」。担当する久保淳助手は、最内枠を平常心で受け入れ、「いい状態で臨めそうですからね」と前を向いた。
金曜朝は栗東CWで軽い調整を行った。決戦は2日後。戦うという意志を内に秘め、前走で待望のG1初制覇を果たした王者は、また静かに階段を一つ上った。「変わりなく順調に来ています。追い切るごとに筋肉量が増えて、体にメリハリがついてきました。現状としてはすごくいい状態。あとは馬の力を信じて」。庄野師は進化に言及。マイルへの挑戦という新たなミッションに、大きな期待感をにじませた。
初めてのマイル。だが、いつも通りを貫いて仕上げを進めてきた。それこそが信頼の表れ。舞台は〈2200〉の東京だ。カテゴリーの違う距離であっても、心が揺れることはない。新マイル王へ。輝きを放ってきた府中で、堂々とチャンプの座に就く。
提供:デイリースポーツ