3日、東京競馬場で行われた
安田記念(3歳上・GI・芝1600m)は、中団でレースを進めた
C.ルメール騎手騎乗の9番人気
モズアスコット(牡4、栗東・
矢作芳人厩舎)が、直線で馬群の間から脚を伸ばして、好位追走から一旦は抜け出した5番人気
アエロリット(牝4、美浦・
菊沢隆徳厩舎)を捕らえ、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分31秒3(良)。
さらに3/4馬身差の3着に1番人気
スワーヴリチャード(牡4、栗東・
庄野靖志厩舎)が入った。なお、3番人気
サングレーザー(牡4、栗東・
浅見秀一厩舎)は5着、2番人気
ペルシアンナイト(牡4、栗東・
池江泰寿厩舎)は6着に終わった。
勝った
モズアスコットは、父
Frankel、母India、その父Hennessyという血統。
安田記念の登録時点では除外対象だったため、1週前の安土城S(OP)に出走。結果2着に敗れ賞金を加算できなかったが、回避馬が出たため連闘で参戦し、見事栄冠を掴んだ。
連闘での
安田記念制覇は、1989年に
シルクロードS(当時は芝1600mのOP特別)3着から勝った
バンブーメモリー以来、29年ぶり。1989年は平成元年なので、平成最初の年と最後の年に連闘馬が優勝したことになる。
【
C.ルメール騎手のコメント】
残り200mから激しい争いになりましたが、今日は
モズアスコットが一番強かったと思います。先週使いましたが、今日も頑張ってくれました。
フランケルの子ですから、少し
テンションが高いところがありますが、経験を積んで段々と大人しくなってくれています。GIを勝てて嬉しいです。