梅雨入りした上に燦燦と降り注ぐ夏の陽射し。少なくとも6月いっぱいはレース直前までお天気をしっかり見定める必要がありますね。
その確認もあって今週土曜日も東京競馬場の出張厩舎に行ってきました。
ハクサンルドルフの西園師のように雨を嬉しく思う陣営もあれば、そうでない陣営もいる。さっき最終確認の取材をしてきた
サトノアーサーは決して雨が
ウェルカムというタイプではないでしょう。
「土曜の夜遅くくらいから降る予報になっていますね。もちろん良馬場にこしたことはありませんが、極端に悪化しなければ」
と担当の田重田助手。幸い、土曜日は降りませんでした。少しでも良い馬場になってもらって切れ味を生かしたいところでしょう。
前走のメイSでは久々の影響もあってか伸びきれませんでした。
「でも、叩かれたことで心身ともにグンと良くなったんです。体は張りが出ましたし、気持ちも気負うところが抜けていい雰囲気です」
2月の
洛陽Sでは490キロまで増えていたのですが、前走は480キロでの出走でした。その後この中間、栗東で取材したときは「プラス体重で出走できると思います」という話でした。そして今日、東京へ輸送しおえた後の馬体重は486キロということでした。予定どおり、順調です。
「この馬らしい切れ味を発揮してくれれば、と思います」
(取材・文:花岡貴子)