実績馬の海外遠征明けや調子落ちで、混戦ムードが漂う春の
グランプリ。上半期の
中央競馬を締めくくるのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■6/24(日)
宝塚記念(3歳上・GI・阪神芝2200m)
サトノダイヤモンド(牡5、栗東・
池江泰寿厩舎)はGI・
大阪杯で7着と敗退。3〜4コーナーでスムーズさを欠いたとはいえ、まだまだ状態が戻っていないのは明らかだった。今回も陣営からは慎重なコメントが出ているものの、1週前追い切りの内容は悪くなかった。一時は現役最強とまで言われた馬、ここで輝きを取り戻せるか。
キセキ(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)は昨年の
菊花賞馬。今年初戦の
日経賞では9着だったが、香港遠征以来のレースだった上に、折り合いも欠いてしまったのが痛かった。その後は
天皇賞・春を回避、ここ一本に目標を定めて調整が行われている。巻き返してのGI・2勝目なるか。
その他、昨年の覇者
サトノクラウン(牡6、美浦・
堀宣行厩舎)、
ドバイターフ2着以来の
ヴィブロス(牝5、栗東・
友道康夫厩舎)、香港から参戦の
ワーザー(セ7、香港・J.ムーア厩舎)、
QE2世C7着からの巻き返しを狙う
ダンビュライト(牡4、栗東・
音無秀孝厩舎)、一叩きで変わるだろう
ステファノス(牡7、栗東・
藤原英昭厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。