先週末の東京で連日の勝利を挙げ、JRA通算29勝目をマークした藤田菜七子騎手(20)=美浦・根本。JRA所属馬による
地方競馬の2勝を含めて31勝となり、G1騎乗も可能になった。
さらに19日の船橋で行われた『2018ヤングジョッキーズシリーズ・
トライアルラウンド』の開幕戦では3、4着。JRA東日本1位となる暫定3位につけ、昨年に続く、年末の
ファイナルラウンド進出へ向け、上々のスタートを切った。
注目されたのが、今年のシリーズから導入された騎手独自の勝負服だ。菜七子は黒地の胴に袖が水色、胸に3つの黄色の星をあしらったデザインになっている。自分で考えた“オリジナル勝負服”に、「悩んだけど、自分の好きな水色と黄色を入れたかった。本当は青色が一番好きなんですけどね」と明かす。
次戦は8月23日の門別に臨む。「勝たないと(ファイナル進出が)厳しいので、勝ちにいきたい。頑張ります」。若手騎手No.1の座を目指し、日々精進を続ける菜七子。その先には、JRA女性騎手による史上初のG1騎乗が待っているかもしれない。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ