24日、阪神競馬場で行われた
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は、先団の後ろでレースを進めた
和田竜二騎手騎乗の7番人気
ミッキーロケット(牡5、栗東・
音無秀孝厩舎)が、直線入り口で先頭に立ってゴールまで押し切り、後方から猛然と追い上げてきた10番人気
ワーザー(セ7、香港・J.ムーア厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒6(稍重)。
さらに3馬身差の3着に12番人気
ノーブルマーズ(牡5、栗東・
宮本博厩舎)が入った。なお、3番人気
ヴィブロス(牝5、栗東・
友道康夫厩舎)は4着、1番人気
サトノダイヤモンド(牡5、栗東・
池江泰寿厩舎)は6着、2番人気
キセキ(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)は8着に終わった。
勝った
ミッキーロケットは、
父キングカメハメハ、
母マネーキャントバイミーラヴ、
その父Pivotalという血統。昨年1月の
日経新春杯以来の勝利にして、念願のGI初制覇を果たした。また、鞍上の
和田竜二騎手は2001年の
天皇賞・春(
テイエムオペラオー)以来、17年ぶりの
JRA・GI制覇となった。
【
和田竜二騎手のコメント】
(17年ぶりのGI制覇に)長かったですね。オペラオーが後押ししてくれたと思います。勝ってオペラオーに報告したかったんですけど、やっと胸を張って行けると思います。
(レースは)馬場が乾いてくれたので、絶対に内の良いところを通ろうと思っていました。(馬が)スタートが上手になっているのでそれが心強かったです。前は流れていましたが、ロングスパートをかけようと思っていました。勝負どころさえついていければ直線は頑張ってくれる馬なので、その特徴を生かせたと思います。