関西馬メイクデビュー情報でもお伝えした
アドマイヤマーズ(栗東・
友道康夫厩舎)のデビュー戦(30日・中京芝1600m)に向けた最終追い切りが今朝27日にCWコースで行われている。
レースでも騎乗予定の
M.デムーロ騎手が跨っての3頭併せ。
ピボットポイントが先行して、それを追いかける
アドマイヤマーズ、その後ろからは
アドマイヤビクターが追いかけてくる。
前半は少し遅めのラップだったが、折り合いを欠くこともなく、スムーズな追走。3コーナーあたりからじわっと前との差を詰めていき、ラスト1F標識あたりでは楽な手応えで前に並びかける。
ピボットポイントはあっさりと追い抜き、あとは内から詰めてくる
アドマイヤビクターとの追い比べ。とはいっても、手応えは終始楽。最後まで余裕のある動きで3頭の中で最先着となった。
時計は6F83.1〜5F67.7〜4F52.7〜3F38.1〜1F12.2秒。数字的には地味でも、時計的に動けることは先週の時点で明らかだし、とにかく余裕を持った走りが印象的。注目馬の集まる開幕週のマイル戦になるが、間違いなくこの馬が主役になるだろう。
(取材・文:井内利彰)