6月2日にイギリスの
エプソム競馬場で行われた英ダービー(G1・芝2400m)に断然の1番人気として出走し、直線伸びきれず4着となった日本産
ディープインパクト産駒の
サクソンウォリアー(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)。次戦には6月30日にアイルランドのカラ競馬場で行われる愛ダービー(G1・芝2400m)か、7月7日にイギリスのサンダウンパーク競馬場で行われる
エクリプスS(G1・芝2000m)が候補に挙がっていたが、愛ダービーに出走することになった。鞍上は引き続きR.ムーア騎手。
現在ブックメーカー各社は同馬を日本で言うところの単勝オッズ1倍台に設定しており、今回も断然の人気で出走することになる。ラ
イバルの筆頭は英ダービーで
サクソンウォリアーに先着しての2着となったディーエックスビー(牡3、英・M.ジョンストン厩舎)。また、英ダービー優勝馬のマサー(牡3、英・C.アップルビー厩舎)は
エクリプスSの方に出走する予定。
サクソンウォリアーは
父ディープインパクト、母は欧州2歳牝馬チャンピオンのメイビー、
その父Galileoという血統。母は2013年春に日本で繁殖入り。2014年春に同じく
父ディープインパクトの牝馬パヴレンコを出産し、2015年に産まれたのが
サクソンウォリアー。昨年の8月27日にアイルランドのカラ競馬場でデビューし、2歳時に無敗の3連勝でG1・レーシングポストTを優勝、今年初戦の英2000ギニー(G1・芝1600m)でイギリスのクラシック第一冠目を制していた。続く前走・英ダービーでデビューからの連勝は「4」で止まり、これまでG1・2勝を含む5戦4勝。
ディープインパクトは産駒の
ワグネリアン(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)が今年の
日本ダービー(GI・芝2400m)、
スタディオブマン(牡3、仏・P.バリー厩舎)がジョッケクルブ賞(仏ダービー・G1・芝2100m)を制しており、日本とフランスでダービーを優勝。愛ダービーを
サクソンウォリアーが勝てば同一年に産駒が日仏愛のダービー制覇という大偉業となる。