先週はガイセンがダノンバラード産駒のJRA初勝利を挙げ、先々への期待を膨らませた。
今週も期待の2歳馬が続々とデビューしており、目を離せなくなりそうだ。
◆グロリアーナ(牝、父ハーツクライ、母ベネンシアドール、美浦・木村哲也厩舎)
異父姉にデニムアンドルビー(重賞2勝)、異父兄にキタノコマンドール(皐月賞5着)、伯母にトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯など重賞4勝)、伯父にサイレントディール(重賞3勝)がいる。
ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、6月9日に再入厩。先週の追い切りはウッドチップコースで3頭併せの真ん中に入れ、年上の2頭を相手に中身の濃い稽古を課した。ひと追い毎に気配は上昇している。
「プレッシャーのかかる形で追い切ってみたけど、止め際や地下馬道でも落ち着いて歩けているし、そのあたりの雰囲気はいいですね。この時期の牝馬にしてはメンタル面に余裕があるし、血統的にも長めの距離が良さそう。まだフィジカル面には良化の余地があるし、将来を見据えながら育てていきたいと思っています」と木村哲也調教師。7月8日、福島の芝1800mを石橋脩騎手で予定している。
◆スティルネス(牝、父ゴールドヘイロー、母マツリダワルツ、美浦・小島茂之厩舎)
兄姉は現5歳のロードクエスト(重賞2勝)をはじめ...