2016年の
ドバイターフ(メイダン・G1・芝1800m)を制した
リアルスティール(牡6、栗東・
矢作芳人厩舎)の引退が決定した。所属するサンデーサラブレッドクラブが発表した。右前脚に種子骨靭帯炎を発症し、種牡馬としての期待も大きいことから現役を引退することになった。
同馬は2014年にデビュー。翌年の3歳クラシック戦線では
ドゥラメンテ・
キタサンブラックらとしのぎを削ったものの、
皐月賞・
菊花賞で2着とGIにはわずか手が届かなかったが、4歳となった2016年、R.ムーア騎手と臨んだ
ドバイターフで世界の強豪を破り、海外で初の
ビッグタイトルを手にした。その後も同年の
天皇賞・秋(GI・芝2000m)で
モーリスの2着、2017年の
毎日王冠(GII・芝1800m)で優勝、今年の
ドバイターフで3着などの実績を残した。
リアルスティールは
父ディープインパクト、
母ラヴズオンリーミー、
その父Storm Catという血統。通算成績は17戦4勝。