「
開成山特別」(7日、福島)
約4年8カ月ぶりの平地挑戦に視界は良好だ-。ハードル界の絶対王者
オジュウチョウサンは4日、障害重賞の臨戦過程と同じように、しっかりと時計を刻んで態勢を整えた。
美浦Wの最終リハ。5Fから
ブルーオーキッド(3歳未勝利)を1秒追走し、直線は内へ。相手との間合いを測るように詰めて、最後はきっちり馬体を並べてフィニッシュ。タイムは5F69秒8-39秒8-12秒8。腰周りの厚みを強調した、ダイナ
ミックなフォームが力強く映った。
動きを見届けた和田郎師は「予定通り。1頭前に置いて並び掛ける調整です。気持ちは入ったと思うし、動きも悪くなかった。まずまずの仕上げでレースを迎えられると思います」と満足そうに合格点を与えた。
この中間は、普段と違って障害練習がないが、トレーナーは「自分のやることは分かっているんじゃないかと思います。昨年、阪神で1泊の競馬(
阪神スプリングJ=1着)をしているし、輸送も問題ないでしょう。装鞍所へ行けば、レースだって分かってくれると思います」とドッシリ構える。歴史的な“1勝”へ、不安はない。
提供:デイリースポーツ