「
開成山特別」(7日、福島)
開設100周年を迎えた福島が“歴史的1勝”に沸いた。約4年8カ月ぶりの平地戦出走となった
オジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田郎)が3馬身差の完勝。ハードル界の絶対王者が、平地でも力の違いを見せた。この勝利で平地重賞に出馬投票できる権利を獲得。陣営はファン投票選出での
有馬記念(12月23日・中山)出走を目標に掲げた。
オジュウチョウサンの長山尚義オーナー(73)は「これで
有馬記念に出られる権利を得た。私の夢は有馬を走らせること。勝ったらドバイなどの海外もありますしね」と、今後の展望を熱く語った。
障害スターホースの平地挑戦。「昨年の
有馬記念ファン投票で多くの方が投票してくれた。(記者投票の)
年度代表馬にも3票が入った。それを見て出走することを考えた。本当は今年の
宝塚記念に出したかったが、(平地の未勝利馬は)出られないということが分かったので」と経緯を説明する。
次戦については未定だが、障害戦には使わず、有馬出走へ向けたローテを組むことになる。「競馬を盛り上げたいという気持ちは強い。夢とロマンですよ」と言葉に力を込めた。
提供:デイリースポーツ