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七夕賞・G3」(8日、福島)
サマー2000シリーズは大波乱の幕開けとなった。3角過ぎから一気に上昇したブービー人気の
メドウラークが、ごちゃつく内を尻目にひとまくり。一緒に上がって来た2着馬を内からけん制しつつ直線半ばで堂々先頭へ。ゴール前の競り合いも首差振り切った。
7度目の重賞挑戦。7歳の夏にして射止めた初タイトル。単勝は100・8倍の万馬券、3連単は256万円超の大波乱となった。初コンビだった丸田は「外から(
マイネルサージュが)来たときに、かぶされないように乗りました。いい手応えで伸びてくれました」と笑顔。橋田師も「臆病なところのある馬。あんまり馬込みにいたら抜け出せなくなっちゃう。いい判断だった。力を100%引き出してくれた」と、鞍上の好騎乗を絶賛した。
馬場も味方した。昼からの好天で発表こそ良馬場だったが、週末からの降雨で少し荒れ加減。鞍上は「道悪が上手だというのは(過去の)レースを見ていて分かりました。本当に上手でしたね」としてやったりだ。
サマー2000シリーズの初戦を制し、今夏はシリーズチャンピオンを目指すことになりそうだ。トレーナーは「状態を見ながら。天候を見ながら、使うところを考えていきたい」とうなずいた。次戦は
小倉記念か
札幌記念か、あるいは
新潟記念まで待つか。道悪を求めて?作戦を練る。
提供:デイリースポーツ