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函館2歳S・G3」(22日、函館)
快速自慢の
ナンヨーイザヨイが、世代初の重賞タイトルを目指す。開幕週の新馬戦では、2番手から鮮やかに抜け出して快勝。1分9秒4の勝ち時計は、今年の函館の2歳芝6F戦で最速だ。2着に1馬身半差をつける好内容に、手綱を取った岩田は「まだ重くて体も走りもフワフワしていた。それで勝つんだから、力があるんだろう」と評価する。
中間は短期放牧を挟み、5日に函館競馬場入り。担当の額田助手は「特に変わったところはないですが、使った上積みはありそうですね」と表情は明るい。「まだ体つきは幼いですが、この時期の馬にしては大人っぽいですね。普段、世話していても手こずるところがないですから。カイ食いも問題ないです。
パワーもあるので道悪も苦にしないと思いますよ」と期待は大きい。
昨年2番人気で6着に敗れた
ナンヨープランタンとは、オーナー、厩舎、鞍上、当時の担当助手、そして育成牧場の厩舎まで全てが同じ。それだけに、リベンジへの思いも自然と強くなる。「去年は、今思えば距離が短いのもありましたね。この馬は競馬が上手だし、チャンスはあると思います」とキッパリ。同じチームで、2年越しのタイトル奪取に燃えている。
提供:デイリースポーツ