「
中京記念・G3」(22日、中京)
初の夏競馬参戦で悲願のタイトル獲りに燃える
グレーターロンドンが18日、美浦W3頭併せで最終調整。自慢の鋭脚を繰り出して最先着と好調をアピールした。
重賞初Vを懸けて
グレーターロンドンが夏競馬に初参戦。この中間は、暑さ対策として運動時間を早朝に変更。最終リハも暑さが増す前の午前6時過ぎ。美浦Wで、先行する
サーワシントン(4歳500万下)、2番手に位置取った
ロジペルレスト(3歳500万下)を追走する形で3頭併せをスタートした。
一撃必殺の鋭脚は健在。道中はピタリと折り合い、隊列に動きなく迎えた直線。最内に入ったグレーターの手綱は以前持ったままだ。そして、残り1F標識付近から急加速すると、並ぶ間もなく1馬身のリードを奪ってフィニッシュ。大竹師も「先週しっかり追っているし、今週は無理なく馬なり。いい反応だった」と仕上がりに文句なしの様子だ。
主戦場は中山、東京と関東エリアに集中。今回は直前輸送、夏競馬と初物ずくめの一戦だ。「夏は弱いはずだけど、朝一番に乗ったりして、ここまではしのげている」と対策の効果にひと安心。また、輸送に関しても「こればかりはやってみないと分からない」と肝を据える。
「中京は直線が長いので、この馬に向いている気がする」。誰もが重賞級と認める実力馬。意欲の夏競馬参戦を、タイトル獲得へと導く最高の起爆剤としたい。
提供:デイリースポーツ