「
函館2歳S・G3」(22日、函館)
朝モヤを切り裂くように、
アスターペガサスが18日、函館Wを駆け抜けた。併せ馬のはずが、直線で姿を現すと既に独走。
トップノッチ(2歳新馬)を4角で置き去りにした。
鞍上は小崎。デビュー前から追い切りに騎乗し続けており、コンタクトは完璧だ。「高脚な馬なので、重い馬場にも脚を取られませんでした。新馬戦よりひと絞りできて、今回の方がいいと思います」と太鼓判を押す。よほど手応えが良かったのだろう。時計の見立てを「(5F)68秒を切るくらいだと思うのですが」と話したが、実際は5F65秒3-37秒4-12秒4。感覚より2秒以上速かった。
まだトモに厚みがついてくる余地を残しているが、その段階でも素晴らしく動いた。鞍上も「緩さが残るなかでこれだけ動いているんですから、いい馬ですね。不安らしい不安がないです」。人馬そろって目指すは重賞初制覇。追い日の天気とは対照的に、週末へ向けた視界は明るくクリアだ。
提供:デイリースポーツ