「
クイーンS・G3」(29日、札幌)
ドバイターフ3着同着以来の実戦となる17年の
秋華賞馬
ディアドラ。6月初めに栗東で乗り込みを開始し、7月に入ってから函館へ移動。帰厩から2カ月近く、みっちりと乗り込まれてきた。
秋の飛躍へ、まずは最高のスタートを切りたい。橋田師は「(
エリザベス女王杯の)京都の2200メートルは得意じゃないでしょう。違う路線と考えています」と、秋の路線について、牡馬を相手にする構想を示唆。そうなると、牝馬限定戦のここは是が非でも負けられない一戦だ。
18日に函館Wでルメールを背に行われた1週前追い切り。単走で上がり重点だが直線はしっかり追われた。
ソウルスターリングも出走予定のレースで、こちらを選んだルメールは「まだ少し重いかも。でも、フットワークと息は問題ない。あと1週間あるし、いいコンディションだよ」と、まだ絞り込みの余地を残すが、状態の良さには手応えをつかんでいる。
橋田師も「力強さがあるし、気が入っている。十分やってきているから、予定通り順調。ドバイもよく走ってくれたし、洋芝は得意なのかな」と前向きだ。17年夏、札幌の
HTB賞(1000万下)を起点に3連勝でG1制覇まで上り詰めた。今年も同じ札幌の地で勢いをつける。
提供:デイリースポーツ