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札幌記念・G2」(19日、札幌)
今週は北の大地が熱い!サマー2000シリーズの行方はもちろん、秋のG1戦線を見据えた上でも重要なG2戦。最も注目を集めるのは16年ダービー馬・
マカヒキ。骨折による9カ月ぶりの実戦で、果たしてどのようなパフォーマンスを披露するのか-。
秋に向けて重要な一戦だ。
マカヒキが、昨年の
ジャパンC4着以来の実戦に挑む。「選択肢として
毎日王冠もあったが、次のレースへの間隔などを考慮して、ここに決めた」と友道師は復帰戦をここに選んだ経緯を語った。この先に続くG1シリーズを見据えたローテーション。まずは涼しい北海道で1戦してから大一番に挑む。
気になるのは状態面だ。前走後に左第1趾節種子骨を剥離骨折して戦線を離脱。今回は9カ月ぶりのレースとなる。師は「骨折はなんとか見つかった程度のもの。今は問題ないし、いい頃の状態に近づいている」と復活への手応えを口にする。
舞台となる札幌芝2000メートルについても心配はしていない。「(ローカルコースの中では)比較的、コーナーがゆったりとしているからね」。ベストの条件ではないが、十分こなせると確信している。さらに「札幌で乗り慣れたジョッキーだし、大丈夫でしょう」と鞍上のルメールにすべてを託す構えだ。
次戦は
天皇賞・秋(10月28日・東京)を予定。「いい形で秋を迎えたい」。復活を期すダービー馬が、秋のG1ロードに向けて北の大地で好発進を決める。
提供:デイリースポーツ