「新潟2歳S・G3」(26日、新潟)
福島でのデビュー戦を快勝した
スティルネスが、きょうだい同一重賞Vを目指す。
序盤は中団の外めを追走。軽く促した程度でポジションを上げ、4角では2番手へ上がる。直線はほとんど追うことなく、最後は手綱を押さえて2着以下に2馬身半差のゴールインと、6F戦の初戦はまさに完勝だった。
その後は短期放牧へ出され、ここを目標にじっくりと調整されてきた。1週前には
マルーンエンブレム(3歳500万下)と併せて楽々先着するなど、順調そのもの。21日の朝は美浦北の角馬場で微調整。「日曜にも少しやって(美浦W=4F58秒5-13秒0)あるし、ここまでは順調に来られてますね」と土明助手の声も明るい。
異父兄は3年前、衝撃的なVを飾った
ロードクエスト。4角17番手から、直線で上がり3F32秒8の豪脚を繰り出し、最後は4馬身突き抜けた。「初戦同様、
テンションの高さを考慮しながらの調整ですが、思ったほど上がっていないし、使った分の上積みを感じます。楽しみですね」と同助手はうなずく。
初戦の勝ちっぷり、血統背景から距離延長も心配なし。兄同様に無傷2連勝で重賞タイトルをつかむ。
提供:デイリースポーツ