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小倉2歳S・G3」(9月2日、小倉)
本田厩舎と浜中のタッグで、再び小倉の2歳短距離王の座を射止めるか。
ルチアーナミノルはデビュー2戦目で初勝利。前走で記録した1分8秒2は出走馬中最速だ。2年前には、同じ吉岡オーナーの
レーヌミノルでV。本田師は「レーヌはスピードタイプだったけど、この馬は距離も持ちそう。
バランスもいい。まだひ弱でトモに頼りなさはあるが、だいぶ解消されてきた」と上積みを実感する。
“両ミノル”を担当する中井助手も、指揮官と同じ見解だ。「中身が伴っていないし緩い。レーヌとは全然タイプが違います。追い切りでも時計は出ますが、促して、促してですから。それでも、能力があるので走るんだと思います。使って体に張りも出てきました」。まだ粗削りなだけに、伸びしろは十分だ。
先輩僚馬はこのタイトルを引っ提げ、翌年の
桜花賞を制した。師は「期待しているよ。走ってもらわないと困る」と力が入る。能力秘める素質馬と重賞Vをつかみ、また新たな夢を実らせていく。
提供:デイリースポーツ