小倉2歳Sに出走予定の
セプタリアンは
キングヘイロー産駒。
クセモノで知られた父に似て頭の高い走法が特徴的ですね。そして、気性面はいまのところ、父に似た部分は出てきていないようです。
「気性はどっしりしていて普段も無駄なことはしないですね。父が
キングヘイロー、競馬を使ってヘンな気持ちに変わってしまったら嫌だな、と思っていましたが、そのあたりはとくに変わりありません」と
池添学師。
馬房にいる
セプタリアンを訪ねると、最初はちょっと警戒していたようですが、すぐに近づいてきて「遊んで」と言わんばかりに顔を擦り寄せてきました。ホントすれていないかんじ。
池添師は「扱いやすいし、カイバ食いもいいですよ」と話していますが、そのとおり、この気性のまま、すくすくと育ってくれるといいなぁと思いました。
新馬戦は少々窮屈な競馬を強いられましたが、終いの伸びがすごく印象的な2着。続く未勝利戦は逃げて直線で後続を離す鮮やかな勝ちっぷりでした。
「跳びがきれいですし、途中でブレーキをかけるような競馬はしたくないですね。乗っている北村(友一)騎手も『へんに抑え込んだりするよりスタート次第で流れに乗って競馬ができたらいいな』と言っていますし、スムーズな競馬をして欲しいです」
(取材・文:花岡貴子)