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小倉2歳S・G3」(9月2日、小倉)
デビュー4年目、21歳の若武者・鮫島駿が、新馬戦からコンビを組む自厩舎の
タガノジェロディとともに、虎視たんたんと重賞初制覇を狙っている。29日の栗東坂路での最終リハに騎乗し、「動きは良くなっている。千二は初だけど、自在性があってレースセンスのいい馬」とパートナーを評価した。
小倉2歳Sは、兄の良太が重賞初タイトルを獲得したレース(06年
アストンマーチャン)でもある。「あまり(重賞への)意識はしていない」と話すも、「小倉は親族も集まるし、友達も見てくれている。地元の応援は力になります」と佐賀出身のホープは意欲に燃えている。
先月の
函館2歳Sでは小崎が重賞初制覇を果たし、先週は藤田菜七子がJRA女性騎手最多勝利数を更新するなど、この夏は若手が話題を振りまいている。「刺激になっている。浅見先生にはチャンスを頂いていますし、この馬の能力を最大限発揮して結果を出せれば」。周りへの感謝を胸に、夏の小倉を勝利で締めくくる。
提供:デイリースポーツ