今春のス
プリントGI、
高松宮記念の覇者
ファインニードル(栗東・
高橋義忠厩舎)。今秋は
セントウルS(9月9日・阪神芝1200m)から始動、その最終追い切りは今朝6日に坂路馬場で行われている。
2回目のハローが終了した時間帯、
川田将雅騎手を背に単走での追い切り。スタート地点では左ラチ沿いから駆け上がり、軽快に駆け上がっていく。中間地点のカーブを終えて、残り2Fというところで更に加速。この時に右へヨレながら駆け上がっており、ゴール地点では馬場中央近くまで位置が移動していた。
しかし先週の瞬間的に大きくヨレるシーンが2度あった動きに比べれば、さほど気にすることはないかも知れない。むしろ、時計の4F53.0〜3F38.6〜2F24.5〜1F12.0秒と終いがしっかりした動きは先週にはなかったもの。
ちなみに昨年の
セントウルS1着時の最終追いは坂路で4F53.0秒〜2F24.1秒〜1F12.1秒。時計はほぼ同じなので、見た目の違いでまっすぐ駆け上がったか、少しヨレたかというところ。このあたりは海外遠征帰り、休み明けという昨年とは違うローテーションが少なからず影響しているのかも知れない。
(取材・文:井内利彰)