「
紫苑S・G3」(8日、中山)
2年連続で本番の勝ち馬を輩出している前哨戦。2番人気の
ノームコアが、1分58秒0のレースレコードで“打倒・
アーモンドアイ”に名乗りを上げた。昨年の覇者
ディアドラと同じ
ハービンジャー産駒が、淀の大一番でどんな走りを見せるか注目だ。2着
マウレア(1番人気)、3着
ランドネ(7番人気)までが
秋華賞(10月14日・京都)の優先出走権を獲得した。
ひと夏越して大きく成長した新星が、文句なしの勝ちっぷりを決めた。好スタートからスムーズに5、6番手のポジションで流れに乗った
ノームコアが重賞初制覇。直線入り口で外の
ハーレムラインにプレッシャーをかけられながらも、残り200メートルでルメールが仕掛けるとアッと言う間に突き抜けた。
メンバー最速の上がり3F33秒6の末脚を繰り出し、後続に3馬身差をつける快勝劇。「4コーナーで抜ける時に、すごくいい反応をしてくれた。本番でも上の方に行けそう。もちろん、
アーモンドアイは強いけど、彼女にもチャンスがありそうだね」。初コンビを組んだルメールは、自らのお手馬を引き合いに出しつつ絶賛した。
春はフラワーC、フ
ローラSでともに3着。体質的な弱さもあり、クラシックに駒を進めることができなかった。萩原師は今後について「
秋華賞を使うかを含めて、次走、鞍上、放牧に出すかなどはオーナーと相談して決めたいと思います」とコメント。16年2着の
ヴィブロス、17年勝ち馬
ディアドラがここを
ステップに本番を制しており、出走すれば、間違いなく注目を集める一頭となりそうだ。
提供:デイリースポーツ