「コリアス
プリント・韓国G1」(9日、ソウル)
13頭立てで行われたダート1200メートル戦(1着賞金約3990万円)。日本のG1馬
モーニン(牡6歳、栗東・石坂正厩舎)が底力を見せつけて、昨年の
グレイスフルリープに続く日本馬連覇を決めた。
スタートダッシュが利かず、道中は後方集団を追走。直線に入っても厳しい位置取りに見えたが、外から一気に脚を伸ばして残り100メートル付近で先頭に立つと、最後は追いすがる2着馬を頭差抑えて海外G1初勝利を手にした。
豪州、韓国など各国で活躍している鞍上の藤井勘一郎騎手は「もっと前につけたかったが、初めての千二、韓国のテンのスピードについて行けなかった。外から香港馬にかぶされ、一番嫌な展開に。スタートから追い通しで、最後まで気が抜けなかったけど、馬が頑張ってくれた」とホッとした様子。
石坂正調教師は「厳しい流れを克服できたのは馬の底力。道中でもまれ込んだ時はアカンと思ったほど。でも残り200メートルで何とかなるかなと。この経験を日本で生かしてほしい」と話していた。
提供:デイリースポーツ