「ローズS・G2」(16日、阪神)
フ
ローラSで上がり3F33秒4の末脚を爆発させて快勝し、一気に
オークス候補へと躍り出た
サトノワルキューレ。だが、本番では
アーモンドアイをマークする形でレースを進めながら、直線で引き離されて6着。2冠馬との歴然とした力の差を見せつけられた。
「
オークスは合う、と期待していたんですけどね。ゆったりとしたペースで直線を向くことができたフ
ローラSとは違い、G1ではある程度は位置を押し上げる必要があった。その分、ラストの伸びに響いたんだと思います」と辻野助手は振り返る。
無念の春から反撃の秋へ。登録していた
凱旋門賞挑戦はお預けとなったが、今夏は北海道日高町の
下河辺牧場で英気を養い、栗東へ帰厩。中間は丹念に乗り込まれた。「馬体に丸みが出て、ひと回り大きくなって戻ってきてくれました。カイ食いは細い馬ですが、環境に慣れれば食べてくれる」と同助手は成長ぶりに目を細める。
2冠馬
アーモンドアイはぶっつけでの
秋華賞参戦を選択。再び世代の頂点へ挑戦するためにも、ここは大事な一戦だ。「阪神の外回りはペースが落ち着きやすいですが、じっくりと運んで直線勝負に持ち込めれば」。春の悔しさを糧に、たくましくなった姿をお披露目する。
提供:デイリースポーツ