ヴェロックスの資質の高さは今さら言うまでもないでしょう。小倉の新馬戦で追い出してから後続に差をどんどん広げ、2着に8馬身差をつけてゴールしました。
「小回りの小倉であの競馬ができたのですから、馬場が広くなるのはいいですよね。阪神コースにかわるのはプラスだと思います」と猿橋助手。
前走後は少し休ませてから、先々週末から乗り出したとのことです。
「新馬戦の前も追い切りで動いていた馬でしたが、やはり今回も動きはいいですね。先週と今週を比べると今週のほうが動きが良くなっています」
新馬戦での仕上がり具合については
「厩舎の方針として、出走するレースにはきっちり仕上げていくので。
ヴェロックスもその段階で充分な仕上げをして出走させました」
とのこと。一般的に新馬戦は追い切り代わりに出走させるケースもありますが、中内田厩舎はそうではないのです。
「操縦性が高く、賢い馬でセンスがありますね。追い出してからの脚もいいし、全体的に水準以上のパフォーマンスを感じています。脚元も問題ないですし、疲れもなく順調です。いい結果を期待しています」
(取材・文:花岡貴子)