「
オールカマー・G2」(23日、中山)
昨年のダービー馬
レイデオロが復帰戦を迎える。20日の最終追い切りは美浦Wで3頭併せ。久々を感じさせない動きで、臨戦態勢を整えた。今年に入り3、4着と連敗。きっちりと結果を残して、再び軌道に乗りたいところだ。
函館記念を制した
エアアンセムも、思惑通りの調整で重賞連勝をもくろむ。
重賞連勝をもくろむ
エアアンセムは栗東坂路で単走。派手なアクションこそなかったものの、最初の1Fを14秒8で入ると、13秒6-12秒5。右肩上がりのラップで、ラスト1Fは12秒2(全体は4F53秒1)と切れた。
「予定通りです。追えば動く馬だけど、先週併せ馬でしっかりと追ってあるので、馬なりで。いつも通りのいい動きでした」と、吉村師は思惑通りの内容に満足そうだ。
2年前の秋、屈腱炎で約1年の休養を強いられた。新馬戦-
ホープフルSと連勝した素質馬だが、デビューから27戦目の前走、
函館記念でようやく重賞タイトルに手が届いた。トレーナーは「ここへきて気持ちが古馬らしくなり、体とかみ合ってきたよう」と目を細める。7歳の夏に得たタイトルは、陣営に大きな勇気を与えた。
「前走後は当初からここを目標に。中山との相性がいいので。距離もこれぐらいまでなら大丈夫」と力を込める。コンビを組んで2戦2着2回の田辺は、17日の中山で
セントライト記念Vを含む4勝をマーク。波に乗る鞍上との再コンビで、ベテランランナーが重賞連勝を決める。
提供:デイリースポーツ