前人未踏のJRA通算4000勝が迫る
武豊騎手(49)=栗東・フリー=が、22日の中山11R・
セプテンバーSで2番人気の
モズスーパーフレア(牝3歳、栗東・音無)に騎乗し、鮮やかな逃げ切り勝ちを決めた。これで大台達成まであと3勝となった。
さすがに第一人者の巧騎乗だ。好スタートを決めてダッシュ良く飛び出すと、迷いなくハナへ。前半の600メートルを33秒2と軽快なペースで飛ばしたが、直線に入っても勢いは衰えず、後続を3馬身半差引き離してフィニッシュ。「スタートを決めて内から何も行かなければ、自分で行こうと思っていた。気分良く走っていたし、直線半ばでこのまま押し切れるなと思いました。馬の状態も良かったみたいですね」と文句なしの完勝劇にさわやかなユタカ・
スマイルがはじけた。
最終12Rでも5番人気の
デルマウオッカ(牡3歳、美浦・堀井)でゴール前で鋭く追い込み、惜しくも2着に敗れたものの華麗な手綱さばきでスタンドを大いに沸かせた。23日も引き続き中山で、11Rの
オールカマーの
ダンビュライト(牡4歳、栗東・音無)をはじめ7レースに騎乗を予定。名手の一挙手一投足から目が離せない。
提供:デイリースポーツ