「
オールカマー・G2」(23日、中山)
最後に勝利を挙げた昨年の
神戸新聞杯からちょうど1年。
レイデオロがウイナーズサークルに帰ってきた。
堂々たる勝ちっぷりだった。道中は慌てず中団を確保。4コーナーで前を射程に入れると、直線は内へ潜り込む。一完歩ずつ、力強いス
トライドで前との差を詰めると、先に抜け出していた
皐月賞馬
アルアインを首差とらえてVゴール。ダービー馬の貫禄を示した。
ルメールは「いい気持ちでした。馬は
リラックスして息も入った。4角から加速したね。ラスト100メートルは彼の能力を出してくれた」と相棒のさすがの走りに表情を緩ませた。
それでも、鞍上が「きょうは
トライアル。まだ100%じゃない。コンディションはもっと良くなる。
メインターゲットはG1」と言えば、藤沢和師も「追い切りではまだ気合が乗っていなかった。もっと良くなる」と、そろってさらなる上積みを強調する。
次走は
天皇賞・秋か
ジャパンC(11月25日・東京)か-。トレーナーは「まだ分からない」と明言を避けたが、いずれにしても主役として臨むことになる。最高のスタートを切ったダービー馬が、古馬の王道を突き進む。
提供:デイリースポーツ