「
スプリンターズS・G1」(30日、中山)
ファインニードルが春秋ス
プリントG1制覇を達成。春に続く接戦を制し、1番人気に応えた。2着は11番人気の伏兵
ラブカンプー。3着には前日にJRA4000勝を達成した
武豊騎乗の
ラインスピリットが入り、3連単は20万円超の波乱決着となった。
レッドファルクスは見せ場すらなく10着に惨敗。JRA史上初の同一G1・3連覇の偉業は成らなかった。
道中はいつも通りに後方の位置取り。M・デムーロの騎乗停止により、代わりに手綱を取った戸崎圭は「内が有利な馬場で外枠はきつかった。厳しいレースになってしまいました」と振り返った。勝負どころでは、目の前の
ラッキーバブルズが故障したあおりも受け、さらに外へ出す格好に。直線では既に余力はなかった。
乗り代わりに、大外枠の試練も重なり、尾関師は「アンラッキーな部分もあったけど、G1を勝つには、いろいろと条件がかみ合わないと難しいですね」と唇をかんだ。
提供:デイリースポーツ