7日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞。日本からは
武豊騎手を背に
クリンチャー(牡4、栗東・
宮本博厩舎)が参戦。
JRAでも馬券発売が、レース当日の日本時間07:00から行われる(発走は23:05)。
海外ブックメーカー各社によるオッズでは、復帰戦の
セプテンバーS(G3・AW2400m)を完勝した昨年覇者
エネイブル(牝4、英・J.ゴスデン厩舎)が1番人気。各社概ね
エネイブルに2倍ほどのオッズを設定している。日本国内でも1番人気は確実だろうが、どの程度のオッズになるか。
その
エネイブルが復帰戦Vを挙げるまでは1番人気だったのが、昨年の
エネイブルと同じくヨークシャー
オークス(G1・芝2400m)優勝から臨むG1・2勝の
シーオブクラス(牝3、英・W.ハガス厩舎)。3.5〜4倍ほどで続いている。ここまでの2頭が最上位人気と言えるだろう。
クリンチャー(牡4、栗東・
宮本博厩舎)も参戦した前哨戦のフォワ賞(G2・芝2400m)を、完勝と言える内容で勝利した
ヴァルトガイスト(牡4、仏・A.
ファーブル厩舎)が8倍ほどで続く。地元勢の最有力候補だ。
11倍で続くのは英セントレジャー(G1・芝2900m)勝ち馬の
キューガーデンズ(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)。2400m戦での実績もある馬で、5頭出しのオブライエン勢の中でも最有力候補。鞍上はR.ムーア騎手。そこにオブライエン厩舎の2番手である
カプリ(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)が続くが、ここで一気に21倍とオッズが上昇する。
フォワ賞で3着までを独占した
ファーブル勢は3頭出しで、既に名前の挙がった
ヴァルトガイスト以外の
タリスマニック・
クロスオブスターズが30倍を超えるほどで続く。
同程度のオッズで、今年のジョッケクルブ賞(仏ダービー・G1・芝2100m)優勝馬で
ディープインパクト産駒の
スタディオブマン(牡3、仏・P.バリー厩舎)。
また、
クリンチャーは50倍を超えるオッズが、どのブックメーカーでも設定されている。