7日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われた牝馬限定の
オペラ賞(G1・芝2000m・15頭)は、中団前目から進めたW.ビュイック騎手騎乗の
ワイルドイリュージョン(牝3、英・C.アップルビー厩舎)がラスト300mほどで先頭に立ち、そのまま押し切って優勝した。勝ちタイムは良馬場で2:04.32。
2着は1馬身差で最後方から内を突いて追い込んできた
マジックワンド(牝3、愛・A.オブライエン厩舎)、3着はハナ差でオメリク(牝3、仏・F.
グラファール厩舎)となり、3歳馬が上位を独占した。
武豊騎手が騎乗した日本の
ラルク(牝5、栗東・
松永幹夫厩舎)は中団後方の外目から進めたが、13着となった。
ワイルドイリュージョンは
父Dubawi、母Rumh、
その父Monsunという血統。2歳時にマルセルブサック賞(G1・芝1600m)を制覇。3歳となった今年もG1戦線で好走を続け、前走のナッソーS(G1・芝2000m)からの連勝でここも制し、G1タイトルは3つ目となった。通算成績は8戦4勝。馬主は直前の
凱旋門賞で
クロスオブスターズが3着となったゴドルフィン。