「
凱旋門賞・仏G1」(7日、パリロンシャン)
国内の単勝オッズで1・7倍という断然の1番人気に応え、英国馬
エネイブルが史上7頭目の連覇を決めた。道中は内ラチ沿いの
クリンチャーと4番手を並走。抜群の手応えで直線に向くと、残り300メートルで一気に先頭へ。最後は2着
シーオブクラスの猛追を退けた。昨年V後は膝の故障で休養を余儀なくされ、9月の
セプテンバーS・英G2で復帰したばかり。見事に逆境をはねのけ、8連勝&G1・6勝目を挙げた。
01年サキー、02年
マリエンバードに続く連覇達成で、自身の持つ
凱旋門賞最多勝記録を6勝としたデットーリは、ウイナーズサークルでおなじみの“フライングディスマウント”を披露。「今までの騎乗で今回が一番緊張したよ」と責任を果たして安どの表情を浮かべた。
フランス競馬専門紙によると、中間に熱発があり、最後詰め寄られたのは、その影響もあったよう。次走は米
BCターフ・米G1(11月3日・
チャーチルダウンズ、芝2400メートル)が濃厚で、年内はその一戦のみ。ラストランになるかはオーナーの判断に委ねられる。
提供:デイリースポーツ