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【菊花賞】フィエールマンがV 関東馬17年ぶり優勝、最少キャリア制覇、ルメール騎手は年間GI・5勝目

  • 2018年10月21日(日) 17時15分
 21日、京都競馬場で行われた菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)は、中団でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の7番人気フィエールマン(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、直線で馬群の間を抜けて、早め進出から一旦は先頭に立っていた2番人気エタリオウ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)との叩き合いを制し、これにハナ差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分6秒1(良)。

◆キャリア3戦(4戦目)での菊花賞制覇
 グレード制が導入された1984年以降、サクラスターオーが6戦目で菊花賞を制していたが、フィエールマンはそれよりも少ないキャリアでの勝利となった。

◆関東馬の菊花賞制覇
 1984年以降、関東馬による優勝は1984年シンボリルドルフ、1985年ミホシンザン、1987年サクラスターオー、1991年レオダーバン、1992年ライスシャワー、1998年セイウンスカイ、2001年マンハッタンカフェがあり、今回が17年ぶりとなった。

ルメール騎手、年間JRA・GI最多勝記録タイまであと「1」
 今回の勝利で今年のルメール騎手アーモンドアイでの牝馬三冠、モズアスコットでの安田記念に続き、JRA・GIを5勝。これで年間最多勝記録タイまであと「1」となった。

ルメール騎手、今月重賞5勝目
 サウジアラビアRCグランアレグリア府中牝馬Sディアドラ秋華賞アーモンドアイ、富士Sのロジクライに続き、ルメール騎手は今月だけで重賞5勝目となった。

手塚貴久厩舎アジアエクスプレス以来のJRA・GI勝利
 手塚貴久厩舎の管理馬によるJRA・GI制覇は2013年朝日杯FSアジアエクスプレス以来。牡馬クラシックレースは初優勝となる。

◆「上がり最速」が5頭
 1〜3着のフィエールマンエタリオウユーキャンスマイルと、5着グローリーヴェイズ、7着シャルドネゴールドの5頭が上がり3ハロン33.9秒で1位タイとなった。

◆史上初の1勝馬制覇ならず
 史上初の1勝馬による優勝が懸かっていたエタリオウはハナ差で達成ならず。これでキャリア9戦中6回目の2着となった。

武豊騎手、人気薄も含めGIで3連続3着
 武豊騎手は10番人気のユーキャンスマイルで3着。13番人気のラインスピリットで3着のスプリンターズS、3番人気のカンタービレで3着の秋華賞に続き、これでGIで3連続3着となった。

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