5月のギニー開催から10月20日の
ブリティッシュチャンピオンズデイの期間で争われる、イギリスのチャンピオンジョッキーは、148勝をあげたシルヴェスタ・デスーサ騎手(37歳)が、121勝のオイシン・マーフィー騎手(23歳)に大きく水をあけて首位となり、2015年、2017年に続き3度目のタイトルを手中にした。
そのデスーサ騎手が、この冬は香港で騎乗することが明らかになった。香港の競馬を統括する香港ジョッキークラブが18日、11月1日から来年2月28日まで、4か月にわたる免許をデスーサ騎手に交付することを発表したのである。デスーサ騎手が香港の短期免許を取得するのは、2015/2016年、2016/2017年に続き3度目のことで、過去2回はいずれも16勝ずつをあげている。このうち2017年には、トニー・
クルーズ厩舎の
パキスタンスターに騎乗し、4歳シリーズ最終戦の香港ダービー(芝2000m)2着、続くG1クイーンエリザベス2世C(芝2000m)2着などの成績を残した。
2019年春からは再びイギリスを拠点に騎乗する予定だが、東奔西走しつつ4度目のリーディングを狙うよりは、騎乗数が減っても、より多くの主要競走に有力馬とコンビを組んで参戦するシーズンにしたいと、来季への抱負を語っている。
(文:合田直弘)