現地時間3日、
オーストラリアのフレ
ミントン競馬場で行われたホッサムハンデキャップ(3歳上・豪G3・芝2500m・1着賞金18万豪ドル)は、M.ウォーカー騎手騎乗のア
プリンスオブアラン(セ5、英・C.フェローズ厩舎)が優勝した。
2頭が回避して11頭立て。H.ボウマン騎手騎乗の
ソールインパクト(牡6、美浦・
戸田博文厩舎)が先手を奪い、ア
プリンスオブアランは好位の4番手につける展開。絶妙なペースで逃げた
ソールインパクトだったが、残り600mの地点で後方勢が詰め寄ると、あえなく失速。ア
プリンスオブアランが外から抜け出し、11月6日の
メルボルンCの優先出走権を獲得した。勝ちタイムは2分37秒46。
2着はJ.マク
ドナルド騎手騎乗のブリムハムロックス(セ4、豪・C.ウォーラー厩舎)、3着にはM.ザーラ騎手騎乗の
ジャーメー(セ5、豪・D&B
ヘイズ&T.デイバーニッグ厩舎)。日本の
ソールインパクトは最下位に終わり、元々除外対象のため、
メルボルンCの出走は厳しくなった。
M.ウォーカー騎手のコメント
「まず、厩舎の方々に
メルボルンまで馬を連れてきてくれて感謝しています。調教にまたがる機会はありませんでしたが、素晴らしい仕上げでした。少し先頭に立つのが早かったですが、他に何も来なかったので選択肢がありませんでした。欧州馬は先頭に出ても止まらないので、最後まで良い脚を使ってくれました。火曜日が楽しみです」。
C.フェローズ調教師のコメント
「素晴らしい騎乗でした! このレースは我々にとってのダービーでした、どうしても勝つ必要がありました。
メルボルンCに出られるなんて信じられません。この数日で馬を立て直して、火曜日には最高の状態で挑戦できるようにしたいです」
ソールインパクトに騎乗したH.ボウマン騎手のコメント
「残り600mまではマイペースで行けたのですが、残り400mで並びかけられた時に失速してしまいました」
戸田博文調教師のコメント
「(レース前の)馬のコンディションは非常に良かったです。ただ、少し集中力を欠いているように見えました。レース後に馬の状態を確認しましたが、ほとんど消耗していませんでした。今後についてはオーナーと相談して決めたいと思います」
※なお
ソールインパクトは、フレ
ミントン競馬場(ヴィクトリア・レーシングクラブ)の貸服で出走した。