ジャパンC、あるいは
有馬記念を視野に入れた中・長距離向きの古馬によるハンデ戦。過去10年で1〜3番人気馬は8勝2着4回3着6回。1番人気馬は3勝2着1回3着1回と中波乱傾向だ。ハンデ戦ではあるものの、完成された古馬による1戦で比較的重いハンデを背負わされた馬の活躍が目立つ。昨年は負担重賞53kgの7番人気
ソールインパクトが2着に入って波乱となったが、その以前に負担重賞54kg以下で連対を果たした馬は08年の
スクリーンヒーロー(53kg)までさかのぼらなければならない。
春の
目黒記念出走組 vs 上がり馬という図式になる中、実績上位の◎
パフォーマプロミスに期待する。年明けの
日経新春杯を制して重賞初勝利。今シーズンの飛躍が期待されたが、その後は
目黒記念3着、
宝塚記念は9着と、結果を残せていない。しかし、
目黒記念は休み明け、
宝塚記念は58kgの斤量が応えたと判断すれば、まだその実績には一日の長がある。予定していた
京都大賞典を使えなかったことは、やや割引が必要かもしれないが、それでも56kgの斤量は魅力的。改めて期待したい。
500万下を勝ったばかりで
阪神大賞典に挑戦した(結果は8着)○
ムイトオブリガードが、その後東京競馬場の芝2400m戦を3連勝して再び重賞競走の舞台へと駒を進めてきた。ハンデはやや見込まれた感もあるが、今後を占う意味でも注目の1戦だ。
東京競馬場の芝コースと相性が良い
ジャングルポケット産駒▲
ノーブルマーズも虎視眈々と上位を狙っている。
目黒記念、そして
宝塚記念と連続して人気薄で好走。今年に入ってからは本格化の兆しを示している。
日経賞を勝った△
ガンコ、堅実な△
ルックトゥワイス、まだ見限れない△
ホウオウドリームの食い込みにも注意したい。