古今東西、日本の競馬では必ずゲートを起点にレースがスタートします。そして、このゲートのサイズは競馬場でいろいろと異なるそうです。
「中央に比べて公営のゲートは比較的狭いことが多いですね」と
アポロケンタッキーを担当する富岡助手。中には
アポロケンタッキーの体がゲートにかなり接触するほど狭い競馬場もあったそうです。
「見てのとおり、550キロを超える大型馬じゃないですか。ゲートのサイズが小さいと体がこすれるんですよね。
アポロケンタッキーはそれを気にしてゲートの中で落ち着かなくなることがあるんです」
なるほど。人間でいえば、着たい洋服が入らないわけではないんだけどパツパツで気になってしかたない、といったところでしょう。
「その点、中央のゲートならサイズも安心できます」(富岡助手)
さらに過去の京都のダート戦での成績を集計したところ、2016年の
みやこS(GIII)での勝利と初ダートの未勝利戦2着と連対を外していないのです。
「ひと叩きされて体もより締まってきましたね。雰囲気はいいので、この馬らしい渋太い競馬をして欲しいですね」
(取材・文:花岡貴子)