「京王杯2歳S・G2」(3日、東京)
無敗馬同士の一騎打ちとなったゴール前、1番人気馬との激しい叩き合いを鼻差抑え、
ファンタジストが無傷の3連勝で重賞V2を飾った。
この日3勝目となった
武豊は「ペースがスローでしたが、いい感じで折り合って上手に走ってくれました。最後も(上がりが)速くなると思いましたが、うまく対応してくれましたね。一戦ずつ良くなっているし、これなら距離が延びても大丈夫。楽しみな一頭ですよ」と笑顔で振り返った。
初めての東京コースで1Fの距離延長。今後へ向けての試金石となるレースだった。最内枠から内々の3、4番手をキープ。前半の600メートル通過が38秒0という極端なスローになっても、スムーズにレースの流れに乗っていた。ラスト200メートル過ぎで内から先頭に立っても、さらに最内を伸びてきた
アウィルアウェイに抜かさせない勝負根性を発揮した。
「ここが最終目標じゃなくて余裕のある仕上げ(プラス10キロ)。鼻差でも大きい勝ちです」と梅田師も内容を高く評価した。
小倉2歳Sに続くタイトルを奪取。今後は在厩のまま
朝日杯FS(12月16日・阪神)へ。「デビューから26キロも体重が増えている。まだまだ上を目指せます」。トレーナーはG1獲りへ力を込めた。
提供:デイリースポーツ