暮れの
中山大障害に向けてのレースで、このレースを使ったのち
中山大障害で好走したのは2012年の2着馬
バアゼルリバー(
中山大障害2着)、2011年の6着馬
ディアマジェスティ(イルミネーションジャンプS1着、
中山大障害2着)、同7着
ドングラシアス(
中山大障害3着)の3頭。この時期に
京都ハイジャンプが行われていた時代には2009年の優勝馬
キングジョイ、2008年の3着馬
テイエムトッパズレなどがいる。
今回は、重賞勝ち馬がいないメンバー構成となった。11月開催となった2009年以降、優勝したのは2013年の
デンコウオクトパスのみで、1番人気は2着4回3着0回。1〜3番人気の成績は4勝2着5回3着3回と、やや波乱傾向だ。
昨年、アタマ差の2着で、同じ京都競馬場で行われる
牛若丸ジャンプSを2勝している◎
タマモプラネットの先行力に期待する。前走の
東京ハイジャンプは、最終障害まで軽快に逃げたものの、最後に飛越のタイミングがあわずに落馬・競走中止。器用さに欠き、
ビュンビュンと飛ばしてどこまで粘れるかというタイプだけに影響は大きくないと判断する。今回は強力な同型馬不在のうえに、逃げ、先行馬が有利なコースでもあり、改めて期待したい。
同じく先行力のある○
マイネルプロンプトは京都競馬場で障害未勝利を脱出している。障害のオープン特別3勝は、今回のメンバーでは胸を張れる成績だ。レースを使われる毎に力をつけており、前走の清秋ジャンプSは62kgを背負って2着馬に6馬身の差をつけた。その勢いで重賞初制覇を狙っている。
カシオペアSに勝ち、
弥生賞2着など平地のオープン馬▲
ミヤジタイガも京都コースは7戦して1勝2着3回と得意にしているが、昨年は三段飛びで落馬してしまった。この難所を乗り切れば、上位争いに顔を出してくれることだろう。
障害転向以来5戦してすべて掲示板を確保。2勝2着1回の△
タマモワカサマの将来性も評価しておきたい。