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ジャパンC・G1」(25日、東京)
古馬撃破へ向けて、“満点”の1週前デモを披露した。三冠牝馬
アーモンドアイは15日、美浦Wで鋭い伸びを披露。3頭併せで余裕の最先着を果たし、帰厩後の初追い切りを済ませた。また、迎え撃つ古馬の筆頭格
サトノダイヤモンドも栗東Wで軽快走。最強の新鞍上・モレイラを背に完全復活を印象づけた。
三冠牝馬がさらに研ぎ澄まされている。
アーモンドアイはルメールを背に美浦Wで3頭併せを行った。
レッドローゼス(4歳1600万下)を4馬身、
サトノキングダム(5歳1000万下)を9馬身追走する形でスタート。直線で最内を突くと、抜群の手応えのままスムーズに加速。一気の伸びで前者に1馬身、後者に3馬身先着を果たし、1週前追い切りを終えた。
5F65秒4-36秒7-12秒8に、鞍上は「すごく反応が良かった。乗り味も良かったし、調子はいい」と満足げな表情を浮かべる。以前はキャンター中に手前を頻繁に変えていたが、「上手になったね。今は1回変えただけで、すぐに反応できるようになっている」と成長を強調した。
同世代を全く寄せ付けない走りで史上5頭目の牝馬三冠を達成。「
秋華賞は休み明けだったけど、今度はトップコンディションで行けそう。ベストコンディションなら大きな結果を出せる」と主戦は古馬撃破への自信を口にする。
「見ての通りだよ。このまま今週末が
ジャパンCでもいいくらい」。寸分の狂いもなく進む調整に、国枝師もご機嫌だ。最終追い切りにもルメールが駆け付ける予定。“現役最強”を高らかに宣言する準備は、着々と整いつつある。
提供:デイリースポーツ