「
マイルCS・G1」(18日、京都)
まさかの大敗だ。痛恨のアク
シデントに泣き、1番人気の
モズアスコットは13着に惨敗した。
勝負どころの4コーナー入り口で外に出そうとした瞬間、スペースがなくなり、他馬に挟まれて万事休す。立て直して前を追おうとしたが、既に闘争心は消えていた。ルメールは「4コーナーでぶつけられて、レースが終わってしまった。
バランスが崩れて、もう少しで落ちそうになりました。残念でした。全然、走っていません」と、ため息とともに天を仰いだ。
矢作師も思いは同じだ。「不利が全て。やってられないよ。必死に馬を仕上げて、あんな競馬では…」と厳しい表情を見せた。「上がりの様子を見てからだけど、問題がなければ、予定通り
香港マイル(12月9日・シャティン)へ。結果が悪かったから辞めるということはない」とキッパリ。
不完全燃焼のまま、春秋マイル王の称号は手にできなかったが、次は海を渡って、本当の力を証明する。
提供:デイリースポーツ