25日に行われる
ジャパンカップ(3歳上・GI)の舞台となる東京芝2400m。このコースについて解説していく。
東京芝2400mはスタンド前からのスタート。350mほど走ったところで1コーナーに突入する。向正面半ばまでゆったり下って、一旦上ってから下り、3コーナーの中間地点が最も低くなる。4コーナーを回って直線入り口に急坂が待ち構えており、坂を上り切ったラスト300mは平坦。ゴール前の直線は525.9m。
過去10年の勝ち時計の平均は2:24.38。最速は09年
ウオッカが記録した2:22.4で、最も時計が掛かったのは13年の2:26.1(勝ち馬
ジェンティルドンナ)と3.7秒もの差があるが、これは道中のペースによるところが大きい。09年は
リーチザクラウンが1000m通過59秒0の淀みない流れを作っていた一方、13年は押し出された
エイシンフラッシュによる1000m通過62秒4のスローペースだった。
先週の
マイルCS同様にコース替わりの影響については注意しておきたい。4回東京、5回東京の連続開催は、前半7日間がAコース、その後の6日間がBコース、そしてラスト4日間がCコースという日割になっている。連続開催の最終日となるので、馬場の損傷度合いはチェックしておきたい。
なお、昨年の秋季東京開催は雨に祟られたが、今年は良好な馬場レベルで推移しており、京都と比較しても速い時計と上がりが記録されている。