年内引退が決定している
シュヴァルグラン。残すところはこの
ジャパンCと
有馬記念の二走となっています。
「昨年の後半から完成期に入ってきましたね。この中間は1週前はクリスチャン・デムーロ騎手が乗ってしっかり動いていました。文句のない出来です」(大江助手)と陣営はかなりいい手ごたえを得ているようです。
競馬当週の追い切りもクリスチャン・デムーロ騎手が担当。
「先週しっかり動かしたので、今回は馬の動きを主体として終い2ハロン伸ばしてもらいました」(友道師)という指示でした。
「そんなに目立った動きはしないけれど、馬は元気あるし、状態については問題ないという話をクリスチャンとしました」(友道師)
シュヴァルグランのいいところは「1回使うとすごく状態が上がってくる馬」(友道師)。昨年と同じく
京都大賞典からの二走目となります。
陣営の照準がこの
ジャパンCなのは明白です。
「東京の2400が一番合っていますね。やっぱり昨年ボウマン騎手と話したけれど、この馬の持ち味は広いコースで伸び伸びと走らせたほうがいい」(友道師)
過去、
ジャパンCを連覇したのは2012年と2013年を制した
ジェンティルドンナただ1頭です。
「
シュヴァルグランで2頭目になりたいですね」(友道師)
(取材・文:花岡貴子)