約8カ月ぶりのレース騎乗に胸が高鳴る。4月8日の福島競馬で落馬負傷し、第1、第2頸椎骨折および胸椎骨折の重傷を負った中谷雄太(39)=栗東・フリー=が、12月1日の中京で復帰する。
休養期間は巨人の坂本勇人、今季引退した村田修一らをサポートしたトレーナーのもとでトレーニングに励み、この日に備えてきた。「長くかかるのは分かっていたし、精神的には楽だった。休養前よりも良くなったところもあるから。ひと回り大きくなって
パワーアップした」と中谷はパンプアップした体を誇らしげにする。
17日からは栗東トレセンで調教を開始し、自らの状態を確認。今週も精力的に攻め馬に騎乗した。「恐怖心もなかったので。しっかりと“乗れるように”では駄目。乗らなきゃいけない。関係者に感謝して、結果を出さないと」と力を込める。土曜の中京1R
クラウドスケープは「勝たないと」と復帰初戦でいきなりの勝機。また、日曜の阪神5R
ヒンドゥタイムズも「操縦性が高い」とVを意識する。休養前以上に、進化した姿をお披露目したい。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ