「阪神JF・G1」(9日、阪神)
仁川に刻むか、サンバのリズム。7日朝、栗東の角馬場で調整した
ビーチサンバは、じっくりと体をほぐし、2日後の決戦に備えた。僚馬
レッドアネモス、
サヴォワールエメとともに三本の矢で臨む一戦。大江助手は「最終追い切り後も順調に来ているし、カイ食いも心配はない。安心して当日を迎えられると思う」と、ここまでの仕上がりに満足げな笑みを浮かべた。
前走のアルテミスSはゴール寸前で
シェーングランツに差し切られたものの、デビュー2戦目で初の長距離輸送。当日の
テンションが高かったことを思えば、むしろ評価できる内容だった。「騎手の合図にしっかり反応できているし、レースセンスが良さそう。力はあるので、自信を持って送り出せる。舞台も心配ないですね」と、初戦と同じ条件で行われる大一番に向けて自信を深めた様子だ。
枠はくしくも前走と同じ6枠11番に決定。反撃を期して
リスタートといきたい。「今の阪神JFはどの枠になっても関係ないので。どこでも大丈夫だと思っていました」と仕上げ人は納得顔だった。レース当日は初タッグを組む福永の42歳の誕生日。歓喜のダービーからはや半年、縁深い友道厩舎の期待馬で、自身の
メモリアルデーを飾りたいところだろう。
提供:デイリースポーツ